時間泥棒の魔女 基本編
★★リリー★★


【名前】 リリー(人間名:高嶺百合『たかねゆり』)

【二つ名】 偽神の魔女

【外観】
外見年齢:20代後半〜30代前半
瞳の色:黒
髪の色・長さ:黒色の長髪
服装など:《魔女時:リリー》
      フードつきのローブのような外套で、色は白。星の装飾があり、かなり派手。彗星を
      モチーフにした髪飾りをつけている。
      《人間時:高嶺百合》
      常に黒いスーツ(スカート)で、お世辞にも派手とは言い難い服装。どこにでも売ってそうな
      平凡な青色の髪留めをつけている。眼鏡着用。
体型:スレンダー(胸囲含む)

【リリーと高嶺百合の関係】
リリー=魔女、高嶺百合=ニンゲン、であるが同一人物というわけではない。
リリー自体が他のどの平行世界の時間とも共有できないという制限を持っているので、通常の時間が流れている世界には顕現できない。そのため通常の時間の中に存在する高嶺百合の魂の力(精神力のようなもの)を借りて分身を生成し、それに自己の精神を同調させることで初めて制限付きではあるが行動することができる。
つまり高嶺百合本人が変身するのではなく、彼女の魂を元にある程度コピーした自己を構築するため、高嶺百合とリリーは同時に存在できる。(戴冠式後の絵羽とエヴァのような感じで、絵羽の意思と関係なく魔女エヴァが自由に行動できるようなイメージ)
また、高嶺百合自体にも同調することができ、この場合はその時間に存在する人物として時間に干渉できるので、リリーの制限による負担は分身を生成するときよりも軽減される。(絵羽とセーラー服エヴァのような感じで、エヴァが主体になれるイメージ)
なお、かなりの負担と制約を負うが高嶺百合の力を借りずとも一応顕現可能。
同調した際は高嶺百合に体を借りることになるが、主体はリリーなので魔法を扱うことができ、ダメージなどもリリーのものとなるため、高嶺百合自身に特に害はない。(高嶺百合には意思も意識もあるが、夢を見ているような感じ)


【性格、内面的特徴等】
《魔女時:リリー》
常に温和な雰囲気を崩さず、周りに流されない。どこか大物な感じを漂わせている。
時間に非常に厳しく、千年を生きる魔女たちに対して延々と時間の有意義さについて説教したりする。
しかしストレスを抱えやすく、それが爆発したときにはとてつもない残忍性と狡猾さを見せるときも。
過去における彼女の体験(時間を操って残酷な行為を働く魔女達を見た)によるトラウマが遠因であり、主に戦闘時にその残酷な一面をみせる事がある。
本人もそれを意識しており、後悔の念に苛まれる事も多々あるようだが、自分で抑えようとする事で逆に狂気の一面が大きくなることに対して、自分自身への怒りを感じることも。
また、誰に対しても穏やかな物腰で接するが(敵以外)、他者に自分から積極的に踏み込んでいくことは少なく、常に一歩引いたポジションにいる。唯一刻夢の師匠とは深い親交があったが、現在では既に亡くなっているため、更に孤独になってしまった。


《人間時:高嶺百合》
おどおどしていて、自分より立場が上の人間には常に萎縮してしまう傾向にある。
しかし時間に非常に厳しいところはリリーと共通しており、一分一秒のずれも許さない。このことだけは誰よりも強く発言する。

【人物背景】
《魔女時:リリー》
過去に魔女から「神」(詳細はこちら→ Umi32770 )になろうとした者が何人もおり、その度に秩序を護ろうとする魔女達と激しい争いがあった。その際、秩序を護る側に立っていたのがリリー。
「時間」に関する魔法を極め、神の領域の一歩手前まで来ているものの、あえてそこで踏みとどまり、『結社』を立ち上げてその管理者の道を選び、いろんな事に関わっている。
常に時間の秩序を守ることに重きを置いて行動し、その秩序を乱すものについては、非常に厳しい措置をとる。過去にあったある出来事(詳細は不明)から、厄介ごとは全て引き受ける自己犠牲精神を持ち、組織の幹部でありながら自ら前線に立つことが多い。
魔法の習得はほぼ独学。扱う魔法の特異性からこれといった師とも出会えず、一人孤独な長期間の修行の末に大成したもの。魔法を使わずとも戦闘能力は高いが、その格闘術も過酷な訓練などによる賜物であり、決して天賦の才があったからではなく、彼女の努力によるものである。

《人間時:高嶺百合》
離操刻夢の学校に赴任してきた教師。担当科目は日本史、世界史、倫理。
部活では薙刀部の顧問である。

【時間操作系魔法について】
「時間の流れの大切さをニンゲンたちに自覚させる」という目的で時間を操る。別名愛のムチ。
貴重な時間を怠惰に過ごし、後になって後悔することはありませんか?それです。
リリーの魔法概念の基本は『時間の不可逆性』。過ぎ去った時間は戻らない、戻せない。だからこそ大切にしてほしいという願いのもと、ニンゲンに関わる。
戦闘で主に使う時間操作系魔法は、時間の高速化と鈍化。時間の流れるスピードを操作する魔法だが、あとでその分時間の流れに矛盾がおきないよう、帳尻を合わせなければならない。
なお、時間の経過が感知できない程に限りなく時間の流れを遅くすることはできるが、完全に時間を停止することなどはできない。


【使用武器・特殊アイテム】
武器としては、基本的に4種類の得物を使用。それぞれの武器は魔法陣より任意に取り出すことができ、複数の武器が同時に存在することは可能。(剣で戦っている最中に銃を取り出して攻撃するなど)

『長針の剣(つるぎ)』
基本的な武器として、最も汎用性の高い長針を模した剣を使用。必殺技は魔力を流し込んだ剣で敵に神速の袈裟切りをする。

『星のパルチザン』
相手のスピードが速い、またはリーチが長い場合は、星を模した刃を持つパルチザン(長槍)を使用。必殺技は相手を突き刺してそこから魔力をつぎ込む。

『砂時計のハンマー』
相手が強固な守備力を有していた場合、頭部の部分が砂時計を模したハンマーを使用。ハンマーといってもそれほど頭部は大きくなく、杵ほどの大きさ。ちなみに両手持ち。必殺技は魔力を流し込んだハンマーで横一回転したあと鈍化させた相手を殴りつける。リリー曰く一番扱いづらい。

『短針の銃』
相手が遠距離攻撃に優れていた場合、短針(針の先がスペードの様になっているタイプ)を模した拳銃を使用。主に銃弾をエンチャントし光速の弾丸を放つのが基本戦術。必殺技は銃をボウガンに変化させ、秒針を模した矢を使い時間の矢を放つ。

ちなみに必殺技はどれも魔力をな流し込んだあとは時計型の魔法陣が相手の体に現れ、12時00秒を刻むと相手に大ダメージを与える。
流し込む魔力の量によっては相手を殺さないことも出来る。
なお、技に名前は存在しない。
→Tips:秩序がために Umi26466 / リリー戦闘設定まとめ Umi27797

【その他扱える魔法について】
星座に込められたイメージや思いを具現化する、星座魔法を扱う。
実際の本物というわけではないが、その星座の元になっている存在を召喚、もしくはその星座固有の効果を発揮させることができる。以下は主に使用するもの。

『さそり座』
召喚:三階建ての建物ほどの大きなさそりを召喚する。鋏と毒による攻撃が中心。必殺技はさそりの尾に乗り、魔法陣によって足の周りに毒の円錐を発生させ高速でさそりに自分を射出させその勢いで敵に両足で蹴りを与える。
固有効果:武器に毒性を持たせるエンチャントが可能。

『くじら座』
召喚:化け鯨ティアマトを召喚。リリーによるイメージの具現化による召喚なので陸地でもまるで水のように移動する。必殺技はティアマトに敵を捕食させ、ティアマトごと爆破する。
固有効果:魔法陣を広がったところを海にする。

『へびつかい座』
召喚:医神アスクレピオスを召喚し辺り一体の生命の傷を癒すことができる。戦闘には使えない。
固有効果:あらゆるダメージを回復することが出来る。ただし魔力の消費は激しく、多用は難しい。

『うみへび座』
召喚:九つの頭を持つヒドラを召喚。再生能力が高く、首を切り落とされても元に戻り復活する。ヒドラも毒を持っている。必殺技は相手を九つの首で締め上げ動きを止め、そこに魔力を込めた一撃を与える。
固有効果:魔法陣から首だけを出して攻撃する。


【その他】
■リリーは他のどの時間とも共有できないので、特定の領地は持つことができない。
■高嶺百合とリリーは無意識的な部分(時間の考え方など)が似ている。その点を自覚していないだけで高嶺百合は一応リリーの存在については認識できている。
■リリーと高嶺百合は声に出すことなく会話ができる。(絵羽と内なるエヴァの会話のイメージ)
■二人とも、胸囲までスレンダーなことは、既に開き直っている。
■二人とも、甘いものが苦手で、苦いものが大好き。コーヒーはいつもブラック、紅茶に砂糖など言語道断、ピーマンは生でも平気、チョコはカカオ100%しか考えられない、など。
■高嶺百合は主に同性から人気で、高嶺百合親衛隊というものまで存在する。しかし、男性関係になるとまったくと言っていいほど浮いた話が無い。