◆◆離操 刻夢◆◆


【名前】 離操 刻夢(りそう きざむ) 魔女行動時の愛称:リム

【二つ名】 時消(じしょう)の魔女

【外観】
外見年齢:18歳程度(人間時は高校生)
瞳の色:青
髪の色・長さ:銀色の長髪、三つ編み有り
服装など:魔女通常時→黒基調のゴスロリ系(左腕にガントレット装備)
      バトルフォーム→軽装の鎧を着用(ガントレットはそのまま)


【性格、内面的特徴等】
基本はクールなベルンに近いが、感情の起伏はかなり有り。
大人しい時はお嬢様。暴れだしたらジャイアニズム発揮のラムダ級。怒ると人間でも危害有り。
戦闘時は、割と熱血系の性格になる。「このおおおぉ!」とか「うおおおお!」とか叫ぶこともあり。
ニンゲンの“時間”を宝石にできる力を持ち、その宝石の放つ輝きが気に入っているので時間を盗む、という愉快犯に近い行動原理。他にも理由はあったはずなのだが……。
なお、怪盗の嗜みとして戦技も心得有り。


【人物背景】
元々は孤児。時間泥棒の魔女としての師匠でもあった養母と共に暮らしていたが、彼女が急逝したため現在はたった一人で暮らしている。
離操家は代々『時象管理結社』(通称は結社)より認可された、時間操作に加え戦闘に特化した任務を請け負う家柄であり、その家業を継承することになっているのだが、師匠(養母)は夫に先立たれて子供が居ないままで世継ぎに困り、孤児院で素質のある刻夢を見つけて跡継ぎとするべく引き取った。
二十歳になれば正式に結社に紹介される予定であったのだが、その前に師匠が急逝したために現在は時間操作系魔女の中ではアウトロー気味。刻夢も結社の存在を知らない。
引き取られるまではエターナ(人間名:永遠/とわ)と共に同じ孤児院で育つ。生まれてすぐに引き離されたために本人たちは知らないが、エターナの実の妹である。


【時間操作系魔法について】
刻夢の時間の盗める範囲は『未来では対象の数時間先まで』と『過去では対象の数日前まで』。
ニンゲンの充実した“時間”を宝石にできる力を持ち、アクセサリーなどに加工してコレクションしている。
以下が主に使用する時間操作系魔法である。

『時間刻み(タイム・カット)』
時間を盗む場合に使う通常時間魔法。
切り取った時間については、充実した時間であれば加工を施して持って行ってしまうが、あまり価値が無く不用なものだった場合は持ち主に後日返却する。(こんな事があったっけと思い出すのはそのパターン)
時間を持って行ってしまう場合は代わりとして、楽しい思い出を思い出せるように加工した時間のカケラ、「泡沫の幸夢(ほうまつのこうむ)」を盗んだ時間分に見合うだけ付加してくれる。
……たまに微妙に切り損ねて時間泥棒の存在に気付かれ、騒ぎになることも。

『時間加速(タイム・アクセル)』
時間の経過がかけられた者のみ加速する。
ただし、動きが速くなる訳ではなく一秒で五秒経過するようなもので、倍速によっては最悪浦島太郎の様な「気付けば老人」な目に遭う。(「夢だったか…」で済む程度には後で戻す)
自分にかければ、相手からするととてつもなく速く動いているように見える。

『時間制御盾(タイム・シフト・シールド)』
左腕のガントレット『四次元の聖盾』による魔法シールド。
時間を制御して防ぐので物理攻撃の威力の大小はほぼ無意味となる。(時間の力場を作って攻撃を拡散させる)が、防げる効果範囲が狭いので広範囲に影響のある爆裂系魔法にはあまり有用ではない。

【宝石について】
充実した時間ほど、綺麗な輝きを放つ。
元々は師匠(養母)の遺言で「人間の喜怒哀楽を集めなさい」と言われ、それらの感情が詰まった時間のカケラを盗んでは様々なアイテムやアクセサリーに変えて保管していたのだが、既に日課となっているので何故集めなければならないのかは意識しなくなってきており、現在では趣味のようなもの。
過去に時間を盗み過ぎて問題が起きた事があり、反省して以降は「泡沫の幸夢(ほうまつのこうむ)」を御代として付ける様にした。


【使用武器・特殊アイテム】

『ガントレット(四次元の聖盾)』
時間操作魔法の補助礼装。
左前腕部までを覆う鉄製の防具で、色は銀。(ビジュアルイメージは【外観】の参考資料へ)
懐中時計がついており、その鎖は通常時は手の甲の部分に収納。取り出すと、鎖は足元くらいまで伸ばすことができる。鎖は巻き付けではなくガントレット内部に収納する。
伸ばす目的としては、ガントレットから発生させる『タイム・シフト・シールド』(【時間操作系魔法について】の項を参照)の基点の部位が時計部分であるため、シールドを展開させる位置、防御ポイントを調整する際に伸ばす。

『デスサイズ』
大鎌。(よく死神とかが持っているような)
デスサイズそのものが大きいため、狭い場所では扱えないのと目立つ事からあまり使えていないが、刻夢の扱う武器の中で一番得意な得物。
基本的に下記の宝玉に収めて携行し、戦闘の際には自由に取り出せる。

『剣』
上記デスサイズには少し劣るが、扱いやすさから扱う頻度が高い、刻夢の主な武器である。
剣の形状は片刃の直刀で普通サイズ。必要に応じて峰打ち的な手段を取る。
こちらも基本的に下記の宝玉に収めて携行し、戦闘の際には自由に取り出せる。

『弓』
上記二つの武器には劣るが、心得はある。
これも基本的に下記の宝玉に収めて携行し、戦闘の際には自由に取り出せる。

『宝玉』
刻夢の首についている、緑色をした不思議な装飾品。
戦闘が発生した場合のバトルフォーム(軽装の鎧)への変身用アイテムであり、鎧及び上記3つの武器もこの宝玉に収まっている。


【その他扱える魔法・技について】
時間操作系魔法による時間泥棒が主体だが、戦技や怪盗色が強いので『飛行魔法』、『隠蔽魔法』など、なんでも屋的に魔法を習得しているため、なかなかに多芸。
中にはこんな技(?)も。↓

『KFI(刻夢フラッシュインパクト)』
手か足か、どんな攻撃か、むしろどの部位に打ち込まれたかすらも把握できないほどの、超高速打撃。
イメージ的には某れなぱん。まともに食らえば空を飛べますorz