ソード1(フェリオン)

役職 バアル軍ブレイドの魔剣兵騎士団団長
種族 人狼(外見は人と同じ)

<離操家の文献より>
ソロモン72柱の序列第1位のバアルの軍にあって最強の呼び声高き魔剣の騎士、大悪魔にさえも匹敵する力を持つとされる男。
事実、序列27位のロノウェの後継者と目される銀狼魔戦騎士ネクストに圧勝した経歴あり。
ペンドラゴンの記念兵ことシエスタの姉妹兵に対抗する為に組織されたブレイドの魔剣兵の騎士団の『初代にして末代』と言われる存在。所以は他に比肩し得る騎士が組織結成当初より未だに現れた事が無い為で絶対的な常任騎士団長となっているからである。
本名は不明、主であるバアルと一部の大悪魔、そして限られた側近しか知らぬと言われている。その為、名前による拘束、悪魔の契約の履行はこれまでにされたと言う記録は無い。

性格
休暇等、仕事外の時は極めて不真面目なチャラ付いた男。
仕事中は極めて軍人気質な規律有る口調となる。
騎士団を取りまとめて指揮する立場で有る為、十分な常識と冷静さを兼ね備えているので、悪魔の騎士では有るが血気盛んと言う訳ではない。が、利用価値や必要に応じての切り捨てはその冷静さ故に存在する。
だが、近年では弟の影響で義理、人情に厚い面も見え隠れするようになったので「非常な悪魔」とは言い切れない所も有る。
人間界での遊興の多くは多趣味、好奇心旺盛で有り、遊園地から居酒屋、賭け事、プールまでピンからキリまで遊んでみる性質である。

武器
魔剣 「黒狼の帝(みかど)」
刀身全てが黒いロングソード。


魔剣技「ブラックライトニング」
自身の身体能力を魔力で異常強化して壮絶な速度で魔剣を振るい殲滅、制圧する神速剣技。
300程の敵を1〜2分で殲滅出来る。
他多数。
剣の騎士として高名だが、実際は超遠距離、遠距離、中距離全て得意なオールラウンダー。

<機密級文献外詳細情報>
幼少の頃はロノウェに兄弟共々仕えていたが、バアルの指名を受けてフェリオンはバアルに仕える事となった。
彼の弟とは銀狼魔戦騎士ネクスト(現在の名はトール)であり、性格と求められる素養の差で弟の方がロノウェの後継者となった。
ロノウェの後継者に求められる素養に戦闘力はそこまで重視されて居なかった事もあり、戦闘力のみで言えばフェリオンの方が上回っている。
実際、成人した二人は余興として一戦交える事を互いの主より要望され、フェリオンが圧勝した結果がある。この戦いは共に高名な騎士となっていた事により、地獄中に良く知られた戦いとなっている。

<離操刻夢との縁>
彼が刻夢と出会う少し前、地獄では少し大きな戦いが有りバアル軍に少なからぬ被害が生じた。
バアルの軍上層部は部隊の再編と人材確保、そしてこの機に乗じて新たな試みを試そうと保留していた魔法研究や技術開発に力を入れる事にした。
フェリオンの騎士団の死者は極めて少数であった為、特に大きな刷新は無かったが、多かった負傷者に長期休暇を出して静養させる運びとなった。
自身も編成でのゴタゴタを避ける為に長期の休暇を確保して人間界で遊興に耽る事にして遊んでいた所に指令が下ったのである。Tips参照
当初は早々に片付ける上で斬り殺して終わらせようとも思っていたが、相手が「離操」と聞いて考え直す。
人間で有りながら魔女でもある特殊な継承を繰り返す時間魔法の名家だったからだ。
彼は先の戦いで弟が大悪魔の後継者の地位を捨ててまで焦がれた魔女に仕える様や元人間の身で有りながら絶大な力を振るう魔女達を見る機会を得た事で「魔女と人間を両立する者」に非常に興味を持ったのだ。
実は門の前で遭遇する前に屋敷内に侵入を果たしていて、様々な刻夢の姿を彼は見ていた。
孤児であった事や一人暮らしとなっている事、親しい親族も無く唯一人で生きている孤独な魔女である事を。
彼は自身の弟が仕える可能性の魔女の見せた人と人を結び付ける絆を偉大な力と感心していた。それ故に、周りとは繋がりを持たぬ孤独な魔女の刻夢に対して大きな同情と親心に近い感情を抱いたのだった。
彼は性格はふざけているが極めて賢い男であり、刻夢以上に時間魔法への見識が深かった。なので、この屋敷の捜索の際に有る事に気付き・・・刻夢を殺さぬ事に決めた。
彼が刻夢の使い魔になる事に名乗りを上げた理由は同情、親心、そして気付いた「何か」の3つが大きな要因となっている。
トールの戦場での二つ名、『返り血に染まる闇夜の騎士』のような二つ名としては、『黒狼卿』、『魔剣騎士の誉れ』とも様々に呼ばれているが、コードのソード1のみの単体が一番気に入っているので近親者の間ではそう呼ぶ者はあまり居ない。

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