●●エターナ●●


【名前】 エターナ

【二つ名】 特になし(気分次第で『時間泥棒の魔女』と名乗ることもある)

【外観】
外見年齢:10歳前後
瞳の色:青
髪の色・長さ:銀色の長髪、アホ毛がぴこぴこしている
服装など:ローブのような黒い服に、緑色のパンツ(短め)


【性格、内面的特徴等】
純粋で無邪気。
しかし、気がつけば魔女になっており(【人物背景】参照)家族も友達も居場所もない孤独な野良猫になってしまったため、その生活もそれなりに楽しみ、世の中のしがらもとも無縁で日々をのんびり気ままに生きているが、どこかに寂しさはある。
人間の“時間”をキャンディーにできる力を持ち、それを食べることが一番の喜びであり、充実した時間程甘くて美味しいので、怠惰に過ごしている人間には見向きもしない。


【人物背景】
元は『永遠(とわ)』という名の人間であったが、その特殊すぎる能力や莫大な魔力ゆえに10歳で生涯を閉じた。よって現在の姿はそのとき(10歳時)のままであるが、能力や魔力は引き継がれ、魔女として再び歩むこととなった。
生前は離操刻夢と共に同じ孤児院で育つ。生まれてすぐに引き離されたために本人たちは知らないが、刻夢の実の姉である。

【時間操作系魔法について】
「ニンゲンの充実した“時間”をキャンディーにできる」という特殊な魔法を持ち、主にそのキャンディを自身の生体エネルギーとして生きている。(もちろん、他の食物でも代用できる)
本人もこの魔法の原理や仕組みを理解してはいない、非常に特殊なものであるため、結社からの調査対象にされている。あるいは他にも……?
対象のニンゲンの時間や感情などのエネルギーを凝縮してキャンディに変換しているため、対象のニンゲンにとっては「気付いたら、驚くほど速く時間が進んでいた」という事態になる。
しかし、キャンディを作ることなく時間を操作することは不可能。

【キャンディについて】
上記の通り、エターナはキャンディを自身のエネルギーとすることができ、その変換率は非常に高い。しかし他の魔女が食べた場合でも、疲労回復程度の効果はある。
キャンディはエターナにしか生成できない珍しいものであり、味はどんな魔女の手でも再現できないので、魔女の世界ではロノウェのクッキー並みに人気がある。
また行動理念としては、基本的に「自分が食べたいから作る」に基づき、他にほしいものがあれば、このキャンディーと交換で手に入れているようである。(大抵はお菓子などだが)
しかし交換の対象はエターナの気分次第なため、あっさり断られることもしばしば。……それで痛い目を見た者もいるようである。


【使用武器・特殊アイテム】
エターナが魔女として再び誕生した直後、謎の魔女より授けられた。謎の魔女の詳細は不明。

『永遠の暗殺短剣(エターナル・アサシンダガー)』
エターナの持つ魔力を帯びた短剣。
急所さえつけば並の魔女なら一撃で倒す攻撃力はある…のだが、エターナのミニマムボディと合わせると非常にリーチが短く、普通に使っても戦闘では不利になる。
また、エターナ自身も魔女は魔法を使ってこそと格闘戦はやる気がないため、もっぱらカッターや果物ナイフの代わりになっている。

『永遠の音金槌(エターナル・ピコハン)』
叩くとピコッとなる魔法のハンマー。
エターナの身体と同じくらいの大きさがあるが片手で持てるくらい軽い。その威力はエターナの込める魔力の量しだいでツッコミ用から大岩を砕く威力まで自在に出来るのだが、魔法へのこだわりとハンマーというのが女の子らしくないとほとんど使わない……だったのだが、人間界では小さい女の子が大きな武器を振りまわすのは萌え要素と言う話を聞いてからちょくちょく使う。

『永遠の腕輪(エターナル・ブレスレット)』
エターナが左腕にはめるかわいらしいブレスレット。
通常はケーンの役割をするが、上記の武器への変形も可能という便利アイテム。持ち主の登録システムのようなものがあるためにエターナ以外が使うことはできず、他の者が身につけようとすると防衛機能で命を落とすと言われている。
他にも未知の可能性を秘めた魔法道具で、研究の対象にしたいと考える魔女もいるが、エターナにとっては便利でかわいいアクセサリーでしかなく、その機能を詳しく知ろうという気はない。
また、貰った時に絶対他人に渡さないようにと言われているため、どんな大金でも山積みのお菓子とでも交換したりはしない。

【その他扱える魔法について】
ビジュアル的に派手だったり面白そうな魔法を好むが、彼女には高度すぎたり練習が足りないゆえの失敗が多い。魔力は大きいので、単に技術的力量の問題である。
とにかく戦術とか細かいことはなしで、一撃必殺の戦法を採ることが多い。
下記の攻撃魔法の他に、基本的な『空間転位』の魔法も扱える。

『デビル・アロー』(攻撃魔法)
相手の頭上から現れた黒い光の矢が、いくつも相手に降り注ぐ魔法。
しかし、滅多なことでは当たらない。

『スターバスター』(攻撃魔法)
両手から放たれた閃光が相手に向かう。直撃すれば、相手を焼き焦がす威力。
しかし、滅多なことでは当たらない。

『エターナ・ビックバン』(攻撃魔法・エターナ命名)
上記の武器、『永遠の音金槌』に通常の魔力ではなく破壊魔法を込めて撃つ攻撃魔法。
強力すぎて敵味方関係なく巻き込み、直径数十メートルはあるクレーターを作ってしまうというはた迷惑な魔法である。

『エターナ・スペシャル』(攻撃魔法・エターナ命名)
上記の武器、『永遠の暗殺短剣』の能力にエターナの力を併用し、周囲の時間の流れを極限まで遅くする魔法。高度な魔法なため、現在のエターナでは魔法の持続時間は僅か三秒。
しかも時間を遅くした空間では、使用中は呼吸ができず、術者が通常通りに動くのに筋肉に負担がかかるため、次の日は筋肉痛確定。ゆえに、滅多なことでは使わない。

『エターナ・ボンバー』(攻撃魔法・エターナ命名)
魔力の塊を相手にぶつけて爆発させる魔法。
エターナでも扱いやすく、威力・命中率のバランスは悪くないが、油断をしていると味方に当ててしまうのがエターナ・クオリティ。
威力としては山羊さんを気絶させる程度なので、エターナ的にはもっと派手な魔法を使おうとする。

『煉獄の金ダライ』(攻撃魔法・ただしネタに限る!)
相手の頭上から金のタライが落下してくる。命中率高め。
ただし殺傷能力は皆無で、せいぜい相手を気絶させる程度。当たると痛いらしい。

『タンスの角に小指をぶつけた痛みが全身に走る魔法』(一応攻撃魔法?・ただしネタに限る!)
効果は読んで字の如く。一種の呪いに近く、直接的な魔法でないため失敗することはない。
しかし見た目も効果も地味で、おまけに名前もかっこわるいため、滅多なことでは使わない。
過去にたった一度だけ、使用されたことがあるようだが……。

【その他】
■普段は人間体としての身体を持っていないため、普通のニンゲンには見えないが、真里亞や縁寿たちを含む魔女、もしくは魔女の素質がある者には姿が見える。
■人間界のものであってもエターナが身に付けたものは普通の人間の目には見えなくなる。(人間界の服を着たら、服だけが浮いて見える、ということはない)
■【永遠の腕輪】の能力で、数メートル以内の距離ならばエターナと“心の声”で会話が可能。これは心を読むのではなく、口に出さずに会話ができるということである。(ニンゲンのいるところでもエターナと会話できるようにする措置)
■現在は特に領地などは持たず、気ままに放浪している。適当に空き家や空き部屋を探しそこで寝泊まり(もちろん無断で)したり、気分で知り合いの家に転がり込んだりしている。